ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2019.5.14 13:47日々の出来事

見事なタコツボ。

どなたかがツイッターで有本香氏に
ゴー宣道場のブログで「袋叩きにあっている」と
知らせたらしい。
有本さんはそれに対し、こう答えています。

私は痛くも痒くもないので「袋叩き」という
表現はまったくあたりません。
この件について小林さんと取り巻きの人たちが
何を言うかは読まなくてもわかりますし、
実際、私をどう罵ろうが、どうでも良い。
問題は、今起きている「女系論」とやらの
正体が何であるかということ。


「女系論」の正体?
なになに、何かの陰謀論とでもいいたいの?
ヴェールに隠された何かがあるとでも?

タコツボ化したムラに住む人々は、
自分たちの主張が受け入れられないのを
他者のせいにする。
「私たちは正しい。
彼らは愚民だから理解できないのだ」と。

それでも受け入れられないと、
どこかに敵がいると思い込み、
陰謀論にはまっていく。
どこかの誰かが間違った主張を垂れ流して
世の中を牛耳っているのだ!と。

自称保守論壇ムラの場合、この「どこかの誰か」は
たいていは左翼である。
だから思考の軸が反左翼にしかならない。

内輪だけで「そうだ、そうだ!」と叫び合い、
ムラはどんどんタコツボ化。
何が正しいか、自分で考えることもせず、
脊髄反射的な反応ばかりで議論をしない。
そこから出て、他者の意見に耳を貸す勇気を持たない。
自分のすべてが否定されるような気がするから。
深く深く、タコツボを掘る。
そしてムラは外界と遮断され、一般社会と乖離し、
カルト集団と化す。


有本さん、「女系論」とやらの正体、
わからないなら教えてあげます。


常識的な庶民感覚。

ただこれだけです。

				
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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